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公開日: : 最終更新日:2014/08/05

クレジットカードの誕生史

日本

分割払いまたは割賦という言葉を皆さん聞いたことがあるでしょう。クレジットカードの原点です。19世紀末ごろ、丸善(呉服屋です。余談になりますが、日本では呉服屋さんやお寺さん、酒屋さんが不思議と金貸しにつながっています)が毎月集金という本格的なクーポン式月賦払い方式を始めました。

この方式を受け継いだのが丸井や日本信販です。難しい話をちょっとします。日本には銀行法という法律があり、預金、貸付、為替業務を「固有業務」、固有業務以外で銀行法が定める業務を「付随業務」と位置づけており、これら以外の業務(例えばクレジットカード業務)は「周辺業務」として銀行本体が行うことを禁じていました。

大企業重点主義、小口融資軽視のスタンスを打ち出した法律でした。このため、日本の銀行は米国の銀行と異なり、クレジットカード業務を自ら直接行うことが出来ず、別に小さな会社を立ち上げてカード業務を行なうことを余儀なくされてきました(余儀なくというより、むしろ無視していたようです。

当時の政府・銀行業界の大企業大口金融重視、小口金融軽視のスタンスが垣間見えます)。今でも日本のクレジットカード会社が銀行系のカード会社と称され、「銀行系の4大柱、UC, DC, MC, 住友カード」などと言われているのはこの法律に由来すると言われています。

その後、続々として信販系、流通系交通系等のクレジット会社が生まれてきました。本項では、特に必要がない場合は「…系」という区別は付けずに、主なカード会社の誕生史を辿りましょう。付表は、これらのカード会社の動き、浮き沈みをまとめたものです。興味のある方は左から右へとよくみてください。

  1. 1960年 富士銀行と日本交通公社、日本ダイナースクラブを設立
    これがわが国おけるクレジットカード会社の第一号とする説が有力です。
  2. 1960年 丸井が割賦販売用のツールとしてクレジットプレート(赤いカード)を発行
  3. 1961年 三和銀行と日本信販、日本クレジットビュロー(現 JCB)を設立
  4. 1966年 日本信販がクレジットカードを発行
  5. 1967年 三菱銀行が中心となってダイヤモンド・クレジット(DC)を設立
  6. 1967年 住友銀行が中心となって住友クレジットサービスを設立
  7. 1968年 住友クレジットサービスがBOAと提携し、海外専用の「住友カード」を発                    行。
  8. 1968年 東海銀行が中心となってミリオン・カード。サービス(MC)を設立
  9. 1969年 第一銀行、富士銀行、三井銀行、太陽銀行、神戸銀行、大和銀行、埼玉銀行などが共同してユニオンクレジット(UC)を設立1969年 オリエント・コーポレーション、セントラル・ファイナンス、国内信販、ジャックスがそれぞれクレジットカードを発行
  10. 1978年 ダイエーがハウスカードとして「オーエムシー・カード」を発行(1983年、「オレンジメンバー・カード」、さらに1,987年「OMCカード」と改称
  11. 1980年 日本におけるVISAカード発行会社の統括機関としてVISA JAPAN㈱設立
  12. 1983年VISA JAPAN協会に改組(2006年VJAに名称変更)
  13. 1983年 VISA International ,VISA東京事務所を設立
  14. 1989年 オムにカード協会設立
    1社がVISAとMasterCard 両方の国際ブランドカードを発行することが可能になったことに伴い、VJ加盟会社がMasterCard ブランドのクレジットカードを発行することが出来るようにするために設立された。
  15. 1989年 西部クレジット、「クレディセゾン」と商号を変更、VISA international,MasterCard Internationalと提携し、国際ブランドカードを発行
    (注)1975年 西武百貨店、緑屋(月賦百貨店)と資本提携
    1976年 緑屋、西部流通グループの一員となる
    1980年 緑屋、㈱西部クレジットと社名変更
    1982年  西部クレジット、グループの統一カードとして「セゾンカード」を発行
    1989年 西部クレジット、クレディセゾンと商号変更
  16. 1990年 MasterCard International , MasterCard 東京事務所を設立

銀行系クレジットカード会社の変遷




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