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カードバカ連載 カードあれこれ 第14回―(4)「キャッシュレス社会と、人の幸福」

半世紀近くクレレジットカード一筋に関わってきた“カードバカ”が、カードに関するあれこれを、独自の切り口で語ります。

カード研究家   小河俊紀

皆さん、こんにちは。カード研究家の小河です。「キャッシュレス社会と、人の幸福」という大きなテーマの連載の4回目を迎えました。

私の知る限り、日本では誰も語ったことのないテーマです。下手に採り上げると変人扱いされる恐れがあり、誰も語らないのでしょう。

実際、私の前回原稿に対し、ある読者から「独善的な予見から資料を強引に引用し、結論を導こうとしている=小河のコジツケではないか」のような意味のコメントをいただき、正直ショックでした。

一部マスコミでよく使われている手法と、私の論理が酷似しているような批判です。それでは、予見(閃き)を仮説に見立て、演繹帰納法的に真理を実証する科学はすべてコジツケでしょうか。

悔しさも手伝って、連載を一旦中断し、約半年間このテーマの芯を捉えるための多面的な調査活動に取り組んできました。

北欧のキャッシュレス事情に詳しい知人とも会いました。その間の沈黙について、理由が分からず不審に思っておられた読者には、心から お詫びいたします。

幸いにも、この4月に起きた一連の契機で、それまでバラバラだった情報に、一つの統合が生まれ、仮説がとうとう確信となりました!

「キャッシュレスは、人の幸福と確かな相関関係にある」と。

前回原稿に辛辣な批評をいただいた読者に感謝しつつ、今回はその確信に至る経緯を予見なくお伝えします。

今年度放送大学での体験

2015年から始めた「現金社会からの脱皮」というテーマの面接授業は、今年で3回目。放送大学神奈川学習センターで、4月22日(土)~23日(日)の二日間、私をふくめカード業界経験40年を超える非常勤講師4名の連携で開講しました。

講義の編成は従来通りです(下表)。

日時 時限 時間 テーマ 講師
4月22日
(土)
第1時限 10:00~11:25 全体概論(急速に進展するキャッシュレス社会) 小河
第2時限 11:40~13:05 最新のクレジットカード事情 島貫
第3時限 14:10~15:35 カードの基礎知識 風間
第4時限 15:50~17:15 我が国のクレジットカードの歴史 風間
4月23日
(日)
第1時限 10:00~11:25 信用情報の知識 由井
第2時限 11:40~13:05 カード関連行政と法規 由井
第3時限 14:10~15:35 総括(キャッシュレス社会の未来展望)
※履修レポート提出
小河
第4時限 15:50~17:15 パネルディスカッション 講師全員

※詳細は、https://forests.ouj.ac.jp/ouj-f291/dt-25560.html

今年の受講生は、関東近郊にお住いの様々な世代、職業、男女の方々39名。

昨年よりは少し減りましたが、受講に対する意欲はむしろ向上しており、キラキラと眼が輝く印象がありました。国策となった背景に興味を惹かれたのでしょうか。

各時限講義中、休憩時間、一日の終了時など、合間合間に多くの受講生が矢継ぎ早に担当講師に熱心な質問をしてきたのは、本当に感動でした。

最初の時限は私の担当で、インドやベネズエラで電撃的に行われた通貨廃止をはじめキャッシュレスが急速に進む世界動向について、横断的に講義しました。

意外にも、一番目立った質問は、「国際ブランドデビットカードの仕組み」についてでした。

スイカやパスモ、ワオン、ナナコなどのプリペイド型のペイメントカード(電子マネー)に馴染んでいるためか、VISA,MASTER,JCBなどの加盟店であれば世界中で使え、即座に銀行口座から引き落とされるデビット機能が新鮮で興味をひかれた気配でした。

履修レポート

二日間の最終3時限目講義を終え、理解度と思考力を図るべく履修レポートを書いてもらいました。わずか30分の持ち時間ながら、印象的な内容が目立ちました。

今年のレポート課題は、

2020年、東京オリンピック・パラリンピックを迎えた年に、クレジットカードにデビットカード、プリペイドカードを加えたキャッシュレス総額は今の57兆円(最終家計消費285兆円に対する比率は20%)と比べ、どのくらいの規模に達し、その時点でも家計消費が今と同じ場合、その構成比率をどう予測するか。そして、その流れの中で、自分はどのように対処するか。

でした。

目安として、野村総研と、世界のカード動向研究企業ISI(本社東京)両社の予測資料を参考にしてもらいました。(下図)

結果、

1) 決済率20%台(概ね大きな変化はない) 15名
2) 30%台(かなり普及はするが、先進国並みにはならない) 12名
3) 40%台(大きく普及し、先進国並みになる) 12名

という回答でした。それぞれ、推測根拠もしっかり書かれており、特に、「デビットカードなど、急速なキャッシュレスの波に追いついていきたい」というシニア世代の決意のような意見が散見されました。

従来もそうでしたが、講義開始前には職業・年齢・性別に関係なく「日本は、簡単には現金社会から脱却しない」という持論の方が大勢を占めていて、いかにも日本人的です。

では、なぜ授業料を払ってまで受講するのでしょうか。「怖さ半分、興味半分」それが、実情です。

ところが、二日間の受講を終えるとキャッシュレス肯定派が半数を超えるのです。今年も、受講生39名中、上記2)+3)の肯定派が24名(6割)に達し、それを再度証明しました。

言い換えると、「日本では、正しい体系的なカード教育を受けないまま、マスコミ等のネガティブ報道知識だけで育った人たちが大半」という証明でもあります。

今年の変更点①

国策となって3年、オリンピック本番まであと3年。いったい、何が進行しているのでしょうか。

昨年との大きな違いは「スマホを活用したカードレス時代に入ってきた」こと。その象徴が「Apple Pay(アップルペイ)」の登場です。

Iphone をかざすだけで、任意登録のカードと連携して支払いを済ませられます。いわば財布のような役割です。

財布といえば、実は世界で初めてケータイ電話に決済機能を搭載したのは、日本の技術です。

NTTドコモの「オサイフケータイ」でした。その非接触通信技術を提供したのもSONYの「Felica」。

進化したケータイであるスマホ「Iphone」にも、いつか非接触決済機能が搭載されると予測されていました。それは、昨年10月リリースされた「Iphone7」で、遂に実現しました。

しかし、意表を突いたのは非接触ICカードの国際規格「Aタイプ,Bタイプ」ではなく、日本独自規格のFelica」が搭載されていたことです。世界では、日本だけ例外対応でした。

理由は単純。日本ではSuicaやpasmo、WAON,nanaco、Edyなどの Felica搭載の電子マネーが広く普及し、「iD」や「QUICPay」などの決済環境がすでにしっかり整備されていたからです。

ここ数年、世界的にキャッシュレス、さらにカードレスの波が来ていますが、現金大国日本の最先端技術がそこに貢献しているのも、皮肉といえば皮肉です。

今年の変更点②

私の持ち分である二日目最終講義「キャッシュレス社会の未来」について、今年は別の視点で話しました。「キャッシュレス社会と幸福の関係の仮説」です。

「人に利便性と幸福を与えなければ永続的な商品ではない。自動車がその典型。使い方さえ間違わなければ、多くの人々に利便性と幸福を生み出している。

カードもその観点で研究しなければ、カードは現金に勝てないだろう。」と語りました。

もっとも、これは講師全員一致した見解でもなければ、業界での共通認識でもありません。カードバカの私の持論にすぎません。

しかしながら、幸いにも講義終了後の履修レポートで数名の受講生から「興味深い切り口」との評価を頂きました。いよいよ確信を持ちました。

幸福度とは何か

幸福度というと、どこかメンタルでアナログ的な響きがあります。例えば、経済的には貧しいのに、国民の大半が「自分は幸せだ」と認識している国として有名なのがブータンです。

同国は国民総幸福量(GNH=Gross National Happiness)という独自の指標を作り、「世界一幸せな国ブータン」として注目されています。

歴代国王が慈悲深い政治を行い、国民は国王を精神的に信頼しています。

それは非常に大切な構図ですが、主観性が強いため、政情や文化、経済規模、人種構成などが多種多様な世界では簡単に応用できません。

幸福度ランキングとして、OECDが2012年から毎年発表している資料は国家背景を超えた客観的・多角的指標として、日本が抱える問題点を浮き彫りにしており、私はそれを重視しています。

内訳は、この連載前々回でも2016年版を紹介しましたが、最近その2017年版が公表されました。

評価指標は、下記の6項目です

1) 人口一人当たりのGDP(国民の裕福度)
2) 社会的支援(福祉度=教育、医療、年金等)
3) 健康寿命(健康長寿度)
4) 人生選択自由度(職業選択への寛容度)
5) 性の平等性(男女平等度)
6) 社会の腐敗度(政府・大企業への信頼度)

下表は、上位10位の国名、および昨年との比較です。ノルウェーがトップに上がり、昨年1位のデンマークは2位に下がりましたが、北欧諸国(赤文字)が依然として上位半分を占めています。

2017年
順位
2016年
順位

ノルウェー

4

デンマーク

1

アイスランド

3

スイス

フィンランド

5

オランダ

カナダ

ニュージーランド

オーストラリア

10

スウェーデン

10

(中略)

51

日本

53

デンマークについて

デンマークは、今年は2位に下がったものの、近年では2013年、2014年、2016年と幸福度のトップを飾る常連です。(詳しくは、下記のサイトが参考になります。)

https://epmk.net/ranking/

「人口が少ない(560万人)小国なので、そのようなまとまりができる」という揶揄がありますが、この国はもともとスカンジナビア3国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー。人口合計1,900万人。面積は日本の2.3倍)の盟主国でした。決して北端の小国の歴史ではありません。

9世紀頃にデーン人の王国、つまりデンマーク王国が有力となり、ユトランド半島とスカンジナヴィア半島の南部を支配するようになった。

初めはフランク王国の影響を受けてキリスト教(カトリック)を受け入れ、10世紀には神聖ローマ帝国に臣下の礼をとった。11世紀に入り、スェーデンやノルウェーに対してもデンマークが優位に立つようになった。(中略)

15世紀にはカルマル同盟の盟主として北欧三国の中心となって最も強大であったが、17世紀初頭に三十年戦争に介入してスウェーデンなどに敗れ衰退した。(中略)

近代ではナポレオン戦争でナポレオン側に付いたが、1814年にスウェーデン軍に破れ、キール条約でそれまで同君連合であったノルウェーを失い、国土を縮小させた。(中略)

デンマークはプロイセン・オーストリア軍との戦争に敗れ、1865年に最も肥沃なシュレスヴィッヒ・ホルシュタインの両州を失った。

それはデンマーク国民にとって屈辱的なことであったが、しかしデンマークは、領土回復の夢を追わず、残された国土をフルに活用しようという小国主義に転換した。 (中略)

内村鑑三が『デンマルク国の話』で説いた、

  • 戦争に敗れることは不幸ではない、戦争に敗れて精神に敗れない民が真に偉大な民である。
  • 天然は無限の生産力を持つ、よく開発すれば小島もよく大陸に勝る産を得ることができる。
  • 国の実力は軍隊や軍艦、または金ではない、信仰(にもとづいた勤勉な精神)である。

という考え方は、戦前には無視されたが、特に第2次大戦敗戦の後の日本の復興に大きな力となった。
(「世界史の窓」から抜粋・引用)

千年を超える波乱の歴史の中で、デンマークの現在形が出来上がったとみるのが妥当ではないでしょうか?

この半年、私はデンマークに住む日本人やドイツ人が書いた著書を何冊も読んできました。もちろん、それだけでその国が理解できるとは思いません。

しかし、偶然いくつかの面白い特徴(国の実情)に気づきました。

① ICTの超先進国

意外と知られていませんが、デンマーク・スウェーデンなど北欧はIT・ICTの超先進国です。日本政府もお手本と認める凄さです。(下表、総務省資料)

その背景には、日本と同様「少子高齢化」という社会背景が大きいようです。

労働人口が減り歳入は減る一方、年金経費等歳出は膨らんでいく。どうしてもICTで国家運営を可視化し、効率化し、無駄な経費を削減しなければならない。

加えて、国民とのコンタクトは密にしていく必要があります。結果、生み出されたシステムが「電子政府」。名付けて「ボーア(市民)ポータル」。

雇用、住居、家族、余暇、医療、教育、年金・給付金など様々な側面で、政府と国民がICTで直結しているわけです。(下図上段デンマーク大使館、下段総務省資料)。

そのような施策が功を奏したためか、デンマークの財政はリーマンショックで一時落ち込んだものの、ここ数年回復してきました。(世界経済のネタ帳から引用)

ちなみに、日本の財政状況は下表のとおりです。赤字体質から脱却できません。

② キャッシュレスの超先進国

スウェーデンと並んで、デンマークは現金決済比率が数パーセントといわれ、世界でも屈指のキャッシュレス先進国です。両国では、ホットドッグの屋台でもカード決済が普通です。

むしろ、「現金お断り」という店も現れてきました。事実、デンマーク政府は 「2017年から段階的に通貨の発行を停止し、2030年には完了させる (現金決済を消滅させる)」と発表しています。

超一流のICT技術をもってすれば、現金を廃止しても何らの混乱も生じないし、国家利益の方がはるかに大きい、と同国政府は確信しているからでしょう。

今回のまとめ

「キャッシュレスと人間の幸福」について、今年2月ころからICTも絡め、少しずつ私の脳裏に輪郭が見え始めてきました。それでも、「小河の予見で、都合の良い資料を寄せ集めただけだ」という前回の痛烈な読者批判を跳ね返す熟成度に至っていませんでした。

しかし、不思議ですが放送大学開講が迫る4月初旬、偶然にも在日デンマーク大使館から決定的な情報をいただき、冒頭お話した通りバラバラの情報が一気にひとつの形に統合されたのです。

その中心部分を、放送大学の最終時限「キャッシュレス社会の未来」として話しました。拙い講義だったと思いますが、皆様しっかり聴いていただけました。

直後に書いていただいた履修レポートのうち、私の論旨をよく理解され、特に胸を打たれた一枚がありました。ご本人の了解をいただきましたので、下記にその抜粋を転載いたします。

私は、アメリカ生活が長かったため、クレジットカードの信用性を理解できます。渡米時はカード取得に苦労しました。帰日後、日本人はキャッシュを持ち歩き、キャッシュ払いが多いことにあらためてびっくりしましった。

(中略)小河先生の最終講義での「キャッシュレス化は相互可視=信頼向上と、幸福度アップ」は実にすぐれたポイントだと思います。

今回はすでに6,000文字を超え、読者の皆様も疲れたと思いますので、一旦休止し、近日の続編でその詳細をあらためて書きます。決して、勿体ぶっているわけではありません。

おそらく、日本のカード業界関係者が誰も書いたことのない“前人未踏”の提言ですから、結論を丁寧に記述したいのです。

ご期待ください。




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